「子どもがお化粧のついた肌を舐めてしまった」「リップクリームをかじってしまった」といったお問い合わせをいただくことがあります。もちろん、パックスナチュロン製品は食べ物ではありませんが、天然由来の食用オイルが原料。例えば、石けんが胃の中に入ったとしても、少量であれば胃酸によって分解され、元の油(脂肪酸)と塩に戻ります。
パックスナチュロンをお届けしている太陽油脂の全ての製品は、昔ながら使用されている、私たちのくらしに身近でなじみのある成分しか使用していません。そのため、石けん製品だけにとどまらず、化粧品においても、エキス類に含まれているキャリーオーバー分も含めて、成分の全てを表示しています。
私たちがつくる石けん製品は、石油由来のものは一切使用していません。サスティナブル(再生可能)な植物の実や葉、花などから取れる天然のオイルから製造される石けんは、使用後、自然界の浄化作用により、早く分解されてしまいます。そのため、川や海、湖を汚しません。また製品には、昔ながら使用されている、私たちのくらしに身近でなじみのある成分だけを使用しているため、私たちは、動物実験はおこなっておりません。
パックスナチュロン製品が日々生み出されるのは、神奈川県横浜市にある太陽油脂の工場。大正8年の創業より、お菓子や揚げ物の原料となるさまざまな食用油脂や、食べられる油を原料とした石けんや化粧品を、この地で一貫して、まじめに丁寧に研究・開発・製造してきました。
石けんや化粧品以外に、私たちが扱っている食用油脂は、乳業会社で粉ミルクやアイスクリームになったり、お菓子屋さんでクッキーやパイになったり、外食レストランで揚げ油になったりしています。おそらく皆さんも、この工場でつくられた油脂をどこかで食べて育ってきたはずです。このように、私たちは食べて体に取り込まれる食品と、体の外面に働きかける石けんや化粧品の両方を扱う企業としてまじめさ、やさしさを考え続けています。
太陽油脂の横浜工場では、屋上に太陽光発電の装置を設置し、さらに大幅な省エネを実現するコージェネ(熱と電気を同時につくる)システムを利用して、石けん製品をつくっています。もともと石けんの原料は、太陽エネルギーを浴びて育った植物の種から絞った天然油脂。私たちの製品は、石油由来のものは使用せず、全て太陽の恵みからつくられています。
太陽油脂の石けんは、日々生産される食用油を原料に作られています。そのため、使用後の分解がはやく、川や湖、海を汚さない洗浄剤として多くの消費者に親しまれてきました。
「未来の子供たちと地球環境のために」をモットーに、石油由来の合成化学物質を使用せず、環境にやさしいこの石けんをベースに、粉石けんや液体石けん、シャンプーなど、毎日使うものだから家族みんなが笑顔で使える製品を提供しています。